ここでは、スパⅣ元の基本的な情報を紹介します。

1、スーパーストリートファイターⅣでの元

まず最初に、「元」というキャラクターは「喪流(そうりゅう)」と「忌流(きりゅう)」という二つの流派を切り替えながら戦う、珍しい性能を持っています。
流派を切り替えると、立っている時の構えを始め、通常技や必殺技、スーパーコンボにウルトラコンボ、移動スピードにジャンプ力、セービングアタックのリーチまで変わってきます。双方の流派をざっと説明すると↓

喪流
・喪流は通常技が強く、牽制やセービングアタックのリーチに優れています。
 ジャンプが早く、当てて有利な技が多いので、攻めていく際に多用することになります。

忌流
・忌流は移動スピードが早く、ジャンプ力も高く、飛び込みや奇襲に適した技を持っています。
 通常技対空や必殺技の削りなどが優れており、待ちに徹する際には役に立ちます。

プレイヤーは戦いの状況に合わせて喪流と忌流を使い分ける必要があるわけです。

さて、スーパーストリートファイターⅣの元は、攻撃力や体力が低く、代わりにスパコンからウルコンが繋がるなど、コンボでダメージを稼ぐキャラとなっています。
しかし、スパⅣにはコンボ補正というシステムがあり、ヒット数が増えれば増えるほどダメージが落ちるようになっています。それ故に元は「コンボじゃないとダメージを稼げないが、ヒット数を稼ぎすぎてはいけない」という複雑な立場に立っています。
一発一発の威力が低いので、百連勾などでダメージを稼がなければなりませんが、そこから惨影に繋げてもほとんど意味がないわけです。

そのためスパⅣの元は、連続技より連携技の方が大事なのではないか、と思います。
もちろんある程度の高ダメージコンボを覚える必要はありますが、そこから先はいかにそのコンボに持って行くか、またそのコンボをどこで切り、次のコンボに持って行くか、この連携が強いプレイヤーが優位に立てるのではないでしょうか。

また、徨牙の隙が大きく、蛇穿はEXのみ弾抜け可能、しかもスピードが遅くほとんど機能していない、など相手に近づく手段に乏しく、特に弾持ちに対して 近づくのが困難になっています。しかし、早いジャンプや表裏わかりにくいめくりなど、近づきさえすれば多くのキャラに優位に立つことができます。いかに近 づくか、そしてダウンを取って起き攻めのコンボに繋げるか、これも元に取って非常に大事な要素となっています。

元は二つの流派や必殺技により、他キャラよりも行動にバリエーションを持たせることが可能です。たがが移動一つや相手の起き上がりを待つわずかな時間一つにしても、毎回違った行動を取り、相手を幻惑させていきましょう。行動のバリエーションを豊富にすることが大事です。

2、主な立ち回りについて

元は喪流と忌流、二つの流派を切り替えながら戦わなければなりません。ですが、慣れない内はどのタイミングで流派を切り替えたらいいのかわからないことでしょう。まずは二つの流派の使い分けから覚えましょう。

・近~中距離での戦い
喪流の間合い

近~中距離とは、喪流立中キックが届くか届かないかくらいの間合いです。
この画像より更に一歩踏み込むと、元が最も強い間合いとなります。
喪流立中キックの牽制、忌流屈中パンチから蛇穿のコンボ、喪流ジャンプのめくりなど、攻める手段が豊富にあります。
逆に言えば、この距離以外では元はほとんど何もできません。いかにしてこの間合いに持ち込むか、それが元にとって一番大事です。
この距離では、通常技の牽制が強く、またセービングアタックのリーチが長い喪流をメインに戦っていくこととなります。

牽制はいくつか使い分ける必要があります。
リーチ最長は喪流屈強パンチ。判定が強く、相手の出がかりによく当たります。
喪流屈強キックはリーチが長くダウンも奪えます。
ただし、この二つは隙が大きく、セービングを合わせられると余裕でレベル2が当たるほどです。
振りすぎないよう注意しましょう。

喪流立中キックは出が早くガードされても隙が少ない、リーチもまあまあ長いとかなり使いやすい性能です。
今回は空振った時の隙が少なくなり、気軽に振れる性能になりました。
また、百連勾にキャンセルすれば隙がほとんどなくなり、セービングも壊せるので強力です。
ゲージがあればEXセビキャンからコンボにいったり、スパキャンして惨影につなげることもできます。
喪流屈中パンチは、立中キックほどのリーチはないものの、下方向への判定が強く、相手の牽制を潰せます。
こちらも百連にキャンセルして使いましょう。

忌流では屈中パンチがオススメ。
キャンセルして弱蛇穿を出せば反撃を受けづらく、ガードされても弱攻撃分くらい体力を削れます。
忌流立中パンチの中段も強力。
やや出が遅いものの、前に踏み込みながら出すのでリーチが長く、2hitなのでセービングも潰せます。
もちろんしゃがみガード不可。待っている相手を崩すのに最適です。
他にも、喪流のセービングアタックはリーチが長く、十分牽制として機能します。
膝崩れのリターンは大きいので、上手く牽制に合わせてカウンターヒットやレベル2のヒットを狙いましょう。

地上戦を意識づければ飛びが通りやすくなるので、喪流の早いジャンプで飛び込みからのコンボも狙っていきましょう。
飛び込みは喪流ジャンプ中キックがオススメ。めくりにも使えます。
ガードされても有利な喪流立中パンチを軸に固めていきましょう。
接近できたら距離を離さないように、ひたすらまとわりつきましょう。
ただし、やり過ぎると逃げっティアで手痛い反撃を受けるので注意。
受け身が取れない投げや、リーチの長い喪流屈強キックを使ってダウンを奪い
表裏のわかりにくいジャンプ中キックで飛び込むなど、とにかく距離を取らせないようにします。

対空は逆瀧が強いです。
発生が遅く、また発生まで無敵時間が続かないものの、出てしまえば判定は強く、攻撃の持続時間も長いため
相手のジャンプ攻撃に対し置いておくような使い方が効果的です。
EX逆瀧は発生まで完全無敵になったので、信頼できる対空になりました。

反応できれば、ダッシュで相手のジャンプ攻撃をくぐるのもアリ。後ろに回り、逆にこっちが飛び込めば攻守逆転できます。
ほぼ真上に飛び込まれた場合、忌流屈強キックが強い対空になります。
喪流屈強パンチも先端の判定が強く、やや前方に飛び込んできた敵に対空となります。

めくり気味の攻撃をされると弱いので、とにかく攻めて攻めて、向こうのターンにしないようにしましょう。

切り返しには弱・EX逆瀧や強百連を使いましょう。
今作では弱逆瀧が下方向への判定が強く、相手の小足を狩ることができます。
EXは完全無敵なので信頼できる切り返しになります。
ただし、セビキャンできないのでガードされると隙だらけなことに注意しましょう。
強百連には無敵がありませんが、発生が3Fと早いので、切り返しに適しています。
ガード中にボタン連打するだけでOKで、逆瀧と違ってガードされてもこちらが有利と便利な技です。
ゲージがあればヒット確認からEXセビキャンしたり惨影に繋げましょう。
確定反撃としても活躍する優れた技です。

・中~遠距離での戦い
忌流の間合い

中~遠距離とは、喪流より外の間合いです。
この距離では、移動スピードの速さ、ジャンプの高さ・距離、飛び込み攻撃の点から忌流が優れています。

中~遠距離では元にできることがほとんどないため、何とか近づきたいところ。
ジャンプ力の高さを利用して脊断での飛び込みや、徨牙で相手方向に飛んで背後からの奇襲を使いましょう。
また、前後にかなり広い攻撃判定を持ち、めくり可能な忌流ジャンプ中キックも使いやすい技です。
喪流でダッシュから強百連で押していくのも強力です。ダッシュ中にパンチボタン連打で出るのもお手軽。
飛び込みがヒットしたらコンボでダメージを奪うかダウンを奪い、喪流に切り替えましょう。

忌流は通常技が使いづらく、ろくな牽制がありませんが、唯一忌流屈中パンチは牽制として使えます。
喪流立中キックほどのリーチはありませんが、ヒットガード問わずキャンセルして蛇穿に繋ぐことで、反撃を受けづらくなります。
威力も高く、弱蛇穿ならガードされても割り込まれない上、弱攻撃ほど削れます
また、ガードされている最中に蛇穿をEXセビキャンダッシュすることで距離を詰めて奇襲もできます。
ただし反撃を受ける相手には確実に受けるので注意しましょう。
詳しくは必殺技参照。

この距離なら対空は忌流屈強キックでOK。やや引きつけ気味で出します。
屈強キックなのに空中に向かってキックする珍しい技で、出が早くリーチもあります。
ただし隙が非常に大きいので、対空以外では使わないようにしましょう。
また、蛇咬叭、龍咬叭が対空技で無敵時間もあるので、相手のジャンプに合わせて出せばかなり信頼できる対空となります。
ただし龍咬叭は出が遅いため、ベガやダルシムなど、ジャンプが高かったりゆっくりなキャラでないと当てるのは難しいです。
この距離で飛び込まれた場合、相手の飛びを見てから脊断→蛇咬叭or龍咬叭も強力です。
こちらは見てからでも十分間に合う速さ。
ゲージがなくても脊断を当てればそこそこなダメージになり、着地後の状況も良い感じです。
相手のジャンプに合わせてバックジャンプ啼牙もヒットしやすく強力です。
ただし無敵はないので相手の攻撃と相打ちになることもあるので注意。

とにかく近づかなければ何も出来ないキャラなので、近づくまでは我慢が大切です。

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